偽アーユルヴェーダ


私はアーユルヴェーダに関しては門外漢です。
ほんのちょっとの紹介の部分しか講義を受けたことがないのです。きちんとした大学の教授の方々からですが。。。

アーユルヴェーダはサンスクリット語です。日本では「インド伝承医学」、と言われていたりしますが、その言葉自体の意味は「命の叡智」のような感じです。健康だけではなく、なるべく知的に人生を送るための知恵、のような所もあります。

よく「アーユルヴェーダ=インド式オイルマッサージ」として使われていますが、これはほぼ、外国人の旅行者の受け狙いみたいな所があります。

私はリシケシュに何度か滞在していましたが、このオイルマッサージのレベルはかなり低く、残念でした。アーユルヴェーダの盛んなケララでも、商業用の偽者のお店が増えて、レベルはひどいものらしいです。
中には素晴らしい技術を備えて勉強してる方もいるので、運が良ければ巡り合えます。

インドでは、外国人旅行者用のアーユルヴェーダの偽先生がよくいます。
ローカルの人たちも、そういう商業の先生たちを「旅行者用の偽者」と、呼んでいます。インドに短期間滞在して、アーユルヴェーダを習った、と言って、日本でワークショップや、マッサージをする人たちがいるのも、大体この類の先生から習っていることが多いので、インド人は笑ってるでしょう。
ふふふ。

アーユルヴェーダには3大テキストがあり、それらはサンスクリット語で書かれた、紀元前のものを、紀元後1世紀か2世紀に編集しなおされたものを基礎として成立しています。日本でワークショップを開いたりする人がいれば、短期間のインド滞在でそのテキストをマスターするのは大変努力をされたか、偽ドクターにちょこっとアウトラインを習ったか、どちらかでしょう。。。と、頭のどこかに入れておいた方がいいでしょう。。通常は大学で修士するものなので、、、。勿論、大学に行って修士される方もいらっしゃいます。、、、内容に間違いがなく、役に立つものであれば良いのでしょう。と思っておこう。