月のリズム、体のリズム、母体の宇宙


満月です。ブログ始めます、よろしくお願いします。

私たち人間の体も勿論、ありとあらゆる地球の生命体は、常に環境に適応しながら、生命を維持しています。そして、広大な宇宙の中で、月、太陽、地球の位置関係のもたらす影響が、もっとも身近に、私たちが感じる点ですよね、、。
月が満ちるとき、潮が満ちていくように、人間の体も膨張します。新月から満月にかけて、体の水分も満ちていくのです。髪や爪も良く伸びるのはこの時期なので、満月に切ると、その後の伸びがゆっくりなのでお得です。

そして、私たちの呼吸は、基本的に、1日24時間の内、1時間ごとに、右の鼻の穴からの呼吸、そして左の鼻の穴からと、交代しながら、それぞれ12時間のタイムテーブルがあります。これも月の動きに影響されている、と、Swami Satyananda Saraswatiは説明しています。ヨガやアーユルヴェーダ的には、左の鼻の穴はイーダ、(または月のエナジー)、右の鼻の穴はピンガラ、(または太陽のエナジー)と呼ばれています。そして交代するときにしばらく両方の鼻の穴から、真ん中のエナジー、スシュムナが流れるのです。
私の場合、左(月)の呼吸時はカームダウンし、右(太陽)の呼吸時はアクティブになります。1時間(1時間半と説明している本もあります)ごとに気分が変わるのも自然なことなのです。新月から満月になっていく始めの3日間、サンライズとともに左(月)の鼻の穴から流れ始め、その後1時間ごとに交代します。そして、次の3日間はサンライズの後1時間、右の鼻の穴から流れます。そして、満月から新月の間は、始めの3日間、サンライズとともに、右の鼻の穴から流れ、そのあと、3日間ごとにサイクルは変わります。ただし、病気のときや、ストレスを抱えているときはこの秩序も乱れると言われています。

右の鼻の穴からの呼吸時は、きつい仕事向き、左の鼻の穴からの呼吸は軽い仕事向きだそうで、その呼吸も、ヨガではコントロールする方法があります。呼吸は、思考、気分、行動、命、もろもろとリンクし、つかさどっているのです。

さて、インドにはアーユルヴェーダがありますが、日本とインドでは、風土がかなり違いますし、環境が違えば、生えている植物、人間の遺伝子、体も違って当然です。日本人には日本の伝統の中に日本人に合った健康の知恵があるのです。日本では、満月、新月の日に小豆を食べる習慣があったそうです。新月、満月は肉体的にもピーク時。小豆に含まれる豊富なカリウムは、高血圧、むくみの予防によく、女性の月経時に必要な鉄分も豊富。たんぱく質は牛肉と同じくらい含まれています。そして豊富なビタミンB1が疲労回復、精神安定をもたらすと言われています。私は満月、新月を口実に、小豆ゼリーを作って食べてます。
今日は黒豆入り。黒糖で作れば、糖尿病の人にもオーケー。
そしてゼリー(ベジタリアンですがゼリーは食べてます)はビタミンの吸収を助けます。作り方も簡単。おいしい上に体に良い!