ガン×自然療法 シリーズ ① 石原博士 断食療法

何度か、抗がん剤を使用中のお客様に定期的な施術を頼まれたことがあります。どうしてもと言うことで、信頼できる先生のアドヴァイスをもとに、エナジーワークを施術したことがありました。抗がん剤を使用している方に対しては、施術する側にもリスクがあるので、基本的にタイマッサージはしません。(骨がもろくなっている可能性もありますので、)抗がん剤の治療を考え直してほしいと思っています。

抗がん剤については、「ガンを治療する効果異常に、患者の肉体を蝕む」、と、勉強している医師の方々が警告しています。調べるほどに、抗がん剤や放射線治療の危険性、自然療法の有益性が分かってきました。

「ガン×自然療法」を勝手にシリーズ化することにしました。①で、石原博士を紹介します。下の動画の中で、ガンについて、分かりやすく説明されています。


まず、ガンは、日本人の死亡率の第一位であることと、増え続けている上に、若年齢化していることを説明されています。そして、第4位は肺炎ですが、抗がん剤を使用している患者は、肺炎で死亡することが多いです。これは、私達の自然の免疫である白血球を、抗がん剤が攻撃するためです。ガン細胞を攻撃する白血球を攻撃するのが抗ガン剤です。白血球は、体内の老廃物、ばい菌、ガン細胞などを形を変えてとりこんでいる免疫力、と先生は説明されています。

満腹時の時、白血球にも栄養がいきわたり、働かなくなるが、空腹時には白血球も空腹になり、ばい菌や、ガン細胞を食べてくれると説明されています。そして、体が温まった時も、白血球は活発になり、体温が高かったり、発熱している時に免疫力が上がるのはこの為です。どんな動物も、具合が悪くなったときは食べずに暖かくして寝ます。

さらに先生は現代医学は食事のことを考えていないと説明されています。
食べ物は血となり肉となります。口から入ったものは胃から血液に入り、脳→腸→肝→骨→体の全部を養っています。東洋医学では、「万病一元、血の汚れから」と言います。
そして病気の原因を
①過食(食毒)
②運動不足(体温低下)
③ストレス(心臓に負担、アドレナリンが出ると血管が収縮し、血流が悪くなる)
④冷え(冷えは万病の元、漢方の教え)汗が出ている時、体温が1℃上がると免疫力は5倍になる
⑤環境汚染物(化学薬品、放射能、添加物等)
体内に余計なものが入ってきたとき「嘔吐」「下痢」「発疹」「炎症」等で自浄作用が働きます、この自浄作用を薬品で抑えようとするのが現代医学、と説明されています。

先生は西式健康法に影響されて、自ら断食療法で、健康を維持し、伊豆で断食のサナトリウムをされています。
この動画は⑥まで続き、他にもいろいろヨガ的なお話があるのでまたの機会に紹介します。

インドにもサナトリウムはあり、ヨガやアーユルヴェーダの療法で患者に、ヨガセラピー、洗浄や食事療法、断食療法を処方します。そして適切なマッサージ、リラクゼーションは白血球を増やします。

石原先生の話を聞いても、ヨガはやっていてよかった、と思うのです。。。

ガン×自然療法 シリーズ ② 阿保徹先生 新ガン革命


ガンの原因をエネルギー生成の視点から発見された、安保徹先生。数々の新発見で医学会に衝撃を与えてきた世界的免疫学者。 動画の下オビから一部を抜粋しました。オビだけでもすごい内容です。


1996 年白血球の自律神経支配のメカニズムをはじめて解明。さらに1999 年にマラリア感染の防御が胸腺外分化T 細胞によって行われることを発見。2000 年には百年来の通説であった胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説を米国の医学誌Digestive Diseases and Siences に発表し、大きな衝撃を与える。数々の重要な発見を達成し、英文論文の発表数は200 本以上。国際的な場で精力的に研究成果を発表、活躍し続けている世界的免疫学者。著書に『免疫革命』『新がん革命』『免疫学問答』など、ほかにもいろいろ。

安保先生は、生命の誕生みたいな流れまで考えて、ガンの成り立ちにたどり着けたと説明されています。(参照 ヨガ的カラダの見解②)

*私たちが瞬発力を出すとき、血流は遮断し、無酸素のエネルギーが発揮されます。これは怒った時、体を冷やしたとき、毛細血管が収縮し、赤血球が流れにくくなり、血流が遮断される時にも起こり、乳酸がたまるため長続きしません。このエネルギーを、細胞質で起こる嫌気的なエネルギー、解糖系といい、かつて地球が無酸素の時代に生きていたエネルギーです。

*一方、休みなく働くときは有酸素で血流の流れが持続する、ミトコンドリアのエネルギーが発揮されます。無酸素の環境から有酸素の環境に適応する生命体に欠かせないのがミトコンドリアで、動物と植物はこのミトコンドリアと言う共通点があり、同じ原理で生きていると説明されています。

*そして、細胞質でのエネルギー生成で、水素をプロトンと電子に分ける際に必要な電磁波は太陽光であり、私達の体は、太陽の光に当たると元気に、丈夫になる仕組みになっています。(太陽光が少ないと、ミトコンドリアの持ち込んだ分裂抑制遺伝子が働かなくなるので、北の太陽が当たらない民族は背が伸びる)

*さらに、ガン化は、ストレスで悪化した内部環境に適応するためのミトコンドリアを削る先祖がえり現象と説明されています。(!!!)

太陽の光を浴びて、十分寛ぐバカンスを取ることが、ガンになる人には欠けているらしく、日光浴で私たちはミトコンドリア(有酸素)のエネルギー生成を潤滑にさせている、と納得しました。

なかなか短くまとめられない、内容の深いお話ですが、先生は、治療が間違っている現在の病院には、ガンになっても行かない方がいいと津軽なまりで仰ってます。
①に体を温め、②に深呼吸、と言われています。

これを聞いても、ヨガはやっていて良かった、スーリヤナマスカラはエネルギー生成の面でも見事に裏打ちされている、毎朝続けよう、と思います。。。バカンスとって、マッサージして、白血球を増やし、ストレス解消も!

ガン×自然療法 シリーズ ③ 前田華朗先生 共鳴医学


いろいろな医師が、経験を元に、様々な治療法をされています。勝手に紹介しますが、下の動画は、アドバンス・クリニック横浜の院長、前田華朗先生の大変興味深い、共鳴医学のお話です。


前田華朗先生の興味深い話、別のインタビュー内容はこちら↓
先生のクリニックはこちら↓

短く説明するのは難しいので、15分、時間のある人は見て欲しいです。。。うまく説明できるか自信がありませんが紹介します。

興味深い点は、全ての物質に、それぞれの波長があり、人種を問わず、「胃」なら「胃」の波長、ピロリ菌ならピロリ菌の波長があり、同じ波長(波動)を共鳴させる共鳴医学のお話をされています。。。(セラピストさんならこの理論で、ある種のテクニックの理論がお分かりになると思います。「ドイツのパウル シュミット 振動医学を利用した波動療法」を参考にして下さい。)

前田先生はマイクロ波による治療で特許を取っていてこれまで4000人の患者を治療してきたと言います。
マイクロ波治療は波長同調の原理を使って共鳴反応で病気の原因を見つけて、小さなガンならその日のうちに治せるのだそうです。
一般のがん検診では、医師が見つけられないガンのエネルギーはすでに拡散しており、確認されるガンを摘出したとしても、すでにガンのエネルギーは拡散していて意味がないのです。前田先生の方法は波長によって、超早期にガンエネルギーを発見し、温熱療法で切らずに治療する方法や、自然の免疫力をあげる方法を解説されています。42度以上の環境では、がん細胞は生きにくいのです。

がん細胞は私達が生まれたときから、毎日3000~5000個増えていると言われています、体はその細胞を、自然の免疫力でやっつけているのです。抗がん剤はその免疫力である白血球も攻撃してしまいます。ご自身もガンを克服された、前田先生の確立されている、ガンに対する先生の治療法は以下のようになってます。

)食生活や生活習慣の見直し、適度な運動

2)健康(機能性)食品のスクリーニング=今の患者さんに一番適した物とその摂取量を決める

3)体内からは、冷え性の対策、心の持ち方(希望を捨てない、癌を忘れる程の感動、趣味、情熱と生に対する感謝の気持ち)自己血によるNK・T細胞の免疫療法

4)体外からは遠赤外線による全身照射(自律神経調節、リラックス、体温の上昇すべての循環系の改善、免疫カの上昇など)と遠赤温灸による局所温熱療法(共鳴反応を示した所の皮膚上では特に熱く感じるので、その部位に頻回に当てる)。初めは強烈な熱感ですが継続しているうちに次第に弱く感じるようになれば、癌のエネルギーが減少した事を実感するでしょう。 

この理論を基にしても、ヨガと菜食は、やっていてよかった、と確信します。そして、、、
タイマッサージはリラックス効果はばっちり!です。そして、適切な推拿は白血球を増やします。、、さらに、適切な食事、運動、湯治を、、、最先端の医学が古来からの自然医学を裏打ちしている一例です。

ガン×自然療法 シリーズ  ④ 宗像久男先生

統合医学医師の会、会長であり、銀座ヘルスクリニックの院長、宗像先生のお話です。


15分の動画で、ガン細胞の増えやすい環境を、神経とホルモン、白血球のメカニズムを紐解きながら説明されています。なかなか小さくはまとめられませんが、かいつまんで説明します。

まず、先生は抗がん剤について説明されています。

*アメリカのOTA(アメリカの諸政策の為の立案の為の基礎調査をする議会の専門部門、アメリカ議会技術評価局)が、743人の末期の肺がん患者を、4つのグループに分けて、抗がん剤の効き目について調査したところ、1990年に、公式に、OTAの出した結論は「抗がん剤は増ガン剤である」と言うことです。
そして、NCI(国立ガン研究所)の所長は議会で、「ガン細胞は、抗がん剤をぶつけても、自分の中の遺伝子の働きで、抗ガン剤を無力化させてしまうことがわかって、ガンのプロとしては大きなショックを受けている」と証言しています。

そして、神経と免疫力の物質的なバランス関係を説明されています。

*ガン患者は、交感神経優位の生活をしている。

白血球=免疫力ですが、通常、大人の血液の、1平方mmに、4000~8000、そのうち、
①顆粒球(55~60%)→2日で死亡、体内をパトロールし、細菌を食べる
リンパ球(35~40%)→ガン細胞と戦う、抗体を出して様々なウィルスの働きを阻害
③単球(5%)(進行ガンの人の白血球では、顆粒球が80~85%、リンパ球は15%に減る。)

そして、自律神経について説明されています。
緊張の時には、交感神経が優位になります。
→アドレナリン(怒り、闘争のホルモン)、ノルアドレナリン(不安、逃走のホルモン)が出て、瞳孔が拡大し、心拍数が上がり、血液が筋肉へ送られ、肉体的に戦闘体制に持って行きます。
この、アドレナリンと、ノルアドレナリンの受容体が顆粒球であり、ガン細胞を増やす内部環境を作るのです。

つまり、怒りや不安などの精神状態がガン細胞を増やす、と説明されています。
発想の転換、ポジティヴなものの見方で、リラックスすると、副交感神経を優位にするアセチルコリンを出し、リンパ球を増やすと言うことです。→心身一如、病は気から、と古くからも言われてます

そして、60兆個の細胞を元気にするのは血液の流れを良くする事であり、血液から酸素と栄養素をもらって、出来た老廃物は静脈が回収し、20パーセントはリンパ(油)が回収します。しかし、動物の油は、人間の体温では溶けにくく、血流を妨げ、体温を下げる原因になると、先生は説明されています。低体温になると、ガンになりやすく、体を温めて、リラックスし、よく笑うことががん細胞を減らす、と説明されています。

まだまだ、他にもお話されていますので、興味のある方は動画をご覧ください。

このお話を聞いても、やっぱり、やってて良かった、ヨガと菜食!と思うのです。。。(同じオチ)

ガン×自然療法 シリーズ ⑤ 船瀬俊介氏 化学療法の悪夢。。。


ラジカルな内容なので、リンクを貼るのも躊躇しましたが、抗がん剤についての話で、船瀬氏は外せない存在なのではないかと思います。上の動画は2時間12分程の長い動画ですが、近代医学の歴史から、抗がん剤の成り立ちまで説得力のある説明をされています。

1960年代のアメリカでは、ガン患者に代替療法で治療する医者は逮捕された、と言う話や、アロパシー(薬物、対症療法)が石油メジャー、国家と結びついて、製薬カルテルを築き、巨大な医療利権をむさぼるために、それ以外の医療である、①ナチュロパシー(自然療法・食餌療法)、②オステオパシー(整体・体のゆがみを治し、脊椎矯正、東洋では鍼灸など)、③サイコオパシー(心理療法、心身一如、精神免疫学)、④ホメオパシー(自然治癒力を加速させる、症状を体が出している治癒と考える)を、医療から排除しようとしたと説明されています。

他にも抗がん剤はかつてマスタードガスという兵器で使われていた材料と同じものが使われている増ガン剤であるなど、抗がん剤の歴史を紐解いて説明されています。

そして、生まれたときから,3000~5000増え続けているガン細胞を、みんな自然の免疫であるナチュラルキラー細胞がやっつけていることや、笑うことで、そのナチュラルキラー細胞が増えることなど、盛りだくさんの内容です。

船瀬氏の解説を聞いても、上記の①~④、食餌療法、脊椎矯正、心身一如、自然治癒力を高める、自然療法は、基本的な健康維持の方法であって、『ヨガの知識やアーユルヴェーダには備わっているもの』、です。

本治


私が一番始めに習ったセラピーワークは、中医学の推拿療法でした。経絡や経穴を刺激する経絡療法です。今思えば、何も知らないままにこの学習をして、つぼや経絡を覚えたのは、ラッキーでしたし、中国式のマッサージが個人的には一番好きです。私自身はリラクゼーションのセラピストですが、人それぞれ体や体質は違うので、それぞれの体に対応して施術出来るように心がけています。

セラピーを始めたばっかりの頃、中医学の教えの中で、いつも頭にあったことがあります。
中国医学の哲学では、医者はまずその症状を抑える、表面に出ている症状を抑えます。これを標治と言います。そして、その後、その表に出ている症状の原因となっている元を治すということです、本治と言われます。よい医者は患者の性格を変えるといわれています。

性格は病気と相互にリンクし合っているという考え方があります。病んでいる経絡によって、その人の人格に影響しますし、その逆も起こるのです。その他にも、皮膚の色や、匂い、現代の機械では測り知れないことも含めて診ていきます。

そしてさらに、よい医者は未病を治す、こういう医者を中国では「聖医」と呼ぶらしいです。タイマッサージでもこの考え方はあります。機械で測り、数字に頼る現代医学のお医者さまには欠けている所、、、かもしれません、、、

病気になったときは何か、生活の中で不和な部分があり、体がバランスをとろうとしている過程にあるので、生活に見直すべき点があると、考えて、前向きに症状を抑え、生活のバランス、考え癖、行動パターン、食生活、を見直すタイミングなのだと思います。頑張りすぎている人、まじめ過ぎてストレスを一人で抱え込んでいる人、オーバーワークにも体は酷使されます。

環境に体は適応します、思考パターンや行動パターンは性格に影響されることは確かですよね、、体が変わることでマインドも変わることは、ヨガをしていればよく経験することです。アーサナによってマインドをカームダウンさせたり、またはアッパーになったりします。支離滅裂にアーサナを練習しても体によくないこともありますし、逆に効果的なシークエンスを作ることもできます。経験のない人は、信頼できる指導者の元で始めることが無難です。アイアンガーヨガのクラス中にも怪我をしたり、体を痛める人はいますし、私自身も、先生の指導のもととはいえ、何も知らなかった頃、膝を痛めています。


(その他にも、運命的にもたらされる、事故や、死、病は確かに存在します。それについてはまたの機会に。。。。。)


アーユルヴェーダ的食事の仕方


以前、アーユルヴェーダの講義を受けているとき、講師(大学から来たアーユルヴェーダの教授)の先生が「アーユルヴェーダの薦める食事法」について説明されました。
「食事のときは、話さず、読まず、テレビも見ず、食べている食材が、どこから来て、どういう風に調理されて、自分の口に入ってどうなるのかを考えながら食べるのがアーユルヴェーダ的食事の仕方。」と言われました。

この食事法を実践すると、例えば、コンビニフードのお弁当なんかでは、見ず知らずのバイト君やパートの人が、制服を着て作る、どこかの国からか集められた、経済的に収益率の高い方法で、農薬で栽培され、または遺伝子組み換えの大豆かなんかで、防カビ剤で保たれて運ばれて、消毒液につけられた野菜、果物のサラダや、添加物で味付けされたおかず、抗生物質を打たれた牛や豚、鳥の肉、防腐剤で腐りにくくしたご飯、彩のため着色された梅干が真ん中に入って、プラスチックの入れ物に入れられ、運ばれて、冷蔵庫に入れられたもの、、、、と言う風になってしまいます。。。妄想でしょうか、、、そもそも不自然な食生活なのではないかと思います。。食べ物にありつけて、感謝感謝ですが。。。最近は放射線も気になりますよね。。動物は殺されるときアドレナリンや、ノルアドレナリンなどの有毒物質も出します。

シンプルに、家族や知っている人、自分が作った、もぎたての有機野菜を、さんさんと降った太陽や、自然な方法で肥やした土や、湧き水、愛情、そんなことを思いながらする食事は、心からありがたく、感謝の心で満たされながら食べられて、幸せです。どの牛から出た乳だとか、どの鶏が産んだ卵か、とか分かればサイコーですね。

感謝の気持ちは免疫力を上げ、がん細胞を日々やっつけているナチュラルキラー細胞も増やします。
勿論、気の合う仲間と作った食事で、楽しむことも、健康には有意義です。笑うことも免疫力をあげる大事なことです。


腸洗浄


腸洗浄:インドではSHANKHAPRAKSHALANA、またはVARISARA DHAUTI、と言われています。SHANKHAは、巻貝、ほら貝(この言葉はいろんな聖人、偉人に関係する言葉でもあり、いろんな場面に出てきます。)この場合は、腸や海綿状の巻いた形を示しているのでしょう、PRAKSHALANAは完全に洗う、と言う意味です。伝統的にはVARISARA DHAUTIとして知られていますが、最近はSHANKHAPRAKSHALANAと言われることのほうが多いようです。VARISARAは2つの言葉から成り、VARIは水を意味し、SARA はエッセンス、本質を意味しています。この練習はカラダを浄化し、変容させる、アーユルヴェーダのテクニックのKAYA KALPAの一部です。KAYA はカラダ、物質としての肉体、KALPAはトランスフォーメーション、変容の意味です。
インドにいたときに、体調を崩し、何度も嘔吐し、断食をしてみたりしましたが、体力が低下し、4日ごとに熱を出し、マラリアの検査をしたりしていた時、ヨガの先生に、薦められて、このクレンジングテクニックの一つ、腸洗浄を試したことがあります。インドの年配のヨガの先生は、調子が悪くなると、この腸のクレンジングをしろと薦めてきます。
この腸洗浄も何種類かのタイプがあり、初めは信頼できる先生の指導の下で行うべきです。いろんな環境、準備を整えてする必要があります。

私が試したのは、ぬるま湯に塩をとかし飲み、腸内を塩水で洗い流す方法で、前日から食事を軽めにし、洗浄後に食べるためのキチェリという、(インドでは調子が悪いときにみんなこれを食べる)、豆とターメリックのおかゆ、塩抜きを宿の家族に用意してもらっていました。

殆どクリアな水が出るまで、ぬるい塩水を飲んではトイレで出していきます。その時、鼻の洗浄もあわせて行います。
私が試したのは、ハードな方なので、洗浄後一ヶ月は、食事制限があり、食べてはいけないものが結構あります。胃や、腸の菌も洗い流されているので、粘膜が傷つきやすくなり、刺激の強いものや、甘いもの、カフェイン、かんきつ類、乳製品、その他いろいろと食べてはいけない制限があります。(それまでは気にせず食べていた添加物にも体はすぐに反応し、うっかり口に入ると入った瞬間に、大きい血の塊が舌に出来たり、嘔吐したりしました。)そしてその後6ヶ月はこの腸洗浄をしてはいけません。

腸洗浄後は、それまで続いていた頭痛がなくなり、食欲が増加し、吸収率が上がるのか、みるみる太っていきました。。。そして、体の浄化に伴い、精神的にも浄化されます、浄化の後は瞑想状態に入りやすいです。

セラピストとヨガの経験上、常に感じることは、体は常に宇宙と調和していると言うことです。瞬間瞬間に地球の引力とのバランスをとっています。そして、生命の法則で、自然の免疫が体を常に浄化しようとしています。
それを助ける方法や知識が長い歴史の中で育まれています。
毎日の生活で体内に取り込んでいるものの中に余計なものがあれば、体は反応し、外に出そうとします。体内を浄化する事で、また体もそれに反応していきます。何か不調があるときは、しばらく休んで、体の声に耳を傾ける時ではないでしょうか。。。

(おまけ:初期のヨガウパニシャッドの説明によるとハタヨガは「SHATKARMA」で構成されており、それは緻密で、秩序だったサイエンスです。「SHAT」は「6」、「KARMA」は「行為」と言う意味です。SHATKARMAは6つの浄化のテクニックのグループで成立しています。これはハタヨガの目指す、2つの主要なエナジーの流れ、「イーダ」、「ピンガラ」の間の調和を保ち、肉体的、精神的な浄化とバランスに到達させる技術です。アーユルヴェーダで言う、3つのドーシャのバランスが保たれている時はする必要はありません。)



シャバアサナ


アーサナは日本語では座法、と訳されます。「ヨーガスートラ」に習えば、アーサナは座っているポーズの事を基本的に示し、「ハタヨガプラディピカ」ではハタヨガの基本の33ポーズがアーサナとして説明されています。ヨガの伝統では、全部で840万のアーサナがあると言われ、言い換えれば、人生の中でとる形くらいにある、ということでしょう。アーサナには、物、植物、両生類や、動物、魚、胎児、鳥、聖者、神様の名前がついて、その形の真意を現しています。

中でも一番難しいと言われているのが「シャバアサーナ」。死体や屍のポーズと日本語では言われているアーサナ。このシャバアサーナが出来るようになれば、瞑想状態が、訪れると、私の先生の一人も説明していました。

私はアシュタンガヨガのプライマリーシリーズを練習していますが、約1時間半程、ウジェーイと可能な限り、バンダをキープして動き続けるので、終わった後のシャバアサナは、普通の生活ではなかなか味わえない、言葉にしにくい状態がやってきます。

アシュタンガヨガの創始者のパタビジョイスは、クラス中、生徒に向かって、シャバアサナをシャバアサナとは言わず、「take rest」と言っていたらしいです。
彼のグルはアイアンガーのグルと同じ、クリシュナマチャリャヤですが、彼は、5分間、心臓を任意に止めることが出来たという、伝説を持つ聖人です。医師の証明書も残っています。

Krishnamacharya100歳の時
そんな人に教えられたパタビジョイスが、シャバアサナを生徒に「take rest 休憩」というのも頷けます。この話はシャバアサがいかに奥が深く難しいかを、思い知らせてくれます。

でもヴィンヤサの後のシャバアサナ、一体意識はどこに行っているのか、、、この至福の状態は酸素を多く取り込み、副交感神経がドバーっと作用し、脳内麻薬がどくどくと出ているのか、、更に強力なクンバカという、呼吸していない状態が続くので、無意識のような半眠半覚醒の状態と言ったらいいのか、うまく言えません。。研究課題の一つです。。そのうち分かるでしょう。この状態を、自分のタイマッサージの施術中の人にも似た感じで見受けられます、なるほど、タイマッサージは怠け者のヨガであり、リラックス効果は抜群ですね。。。(宣伝)

心臓を止めたり、幽体離脱したりする、ハイレベルなシャバアサナはできませんが、シャバアサナの至福感には病み付きです。
一般的には、カラダ全体の力を抜く、活力を回復させたり、精神を落ち着かせたり、思考を止め、集中や瞑想の練習となる、様々に効果のある、大事なアーサナです。

ヨガ的カラダの見解 ①

カラダは宇宙の生命体、地球の構成要素の分子が、命のエネルギーで、つながっている肉体です。死んだ後は、命の力がそこになくなるので、再び分解されて、宇宙のチリ、地球の構成要素に戻ることは、いろんな場面、野菜、虫、動物、人間の死骸を目にすることで、一目瞭然です。

そして、5感、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、などの機能、手足で動く機能、頭で記憶し、考える機能が備わっているのは、人生で経験をするため。カラダは人生において買い換えることの出来ない乗り物です。上手にドライブ、故障なくメンテナンス出来たほうがいいですよね。。

私は、セラピーやヨガのワークを通して、肉体は、精子が大きくなったもの、とシンプルに捉えるようになりました。父親から生まれ、母親の卵子を糧に肉体を得たのです。精子だけでは肉体を得られないし、卵子だけでも命は育まれません。命である精子に、肉体の構成要素の卵子が合わさって、脊椎神経、脳、心臓、目等が構成されていく、、と考えるようになりました。

ハタヨガの「ハ」はプラーナ、命の力を表し、「タ」はマインド、精神的なエナジーを表すと、ハタヨガでは説明されています。この二つの「ハ」と「タ」、命と精神の力が一体となるとき、高次元の意識に目覚める、それが「ハタヨガ」の意味するところらしいです。

そして、ヨガでは、意識と命は、「プラクリティ」、「プルシャ」として知られ、ヒンドゥーイズムでは「シャクティ」、「シヴァ」、アーユルヴェーダでは「イーダ(月)」、「ピンガラ(太陽)」、タオイズムでは「イン」「ヤン」、など、コインの裏表のように表裏一体となる命、エネルギーのあり様は、様々な時代、哲学で、いろいろな名前がついています。

そして、最近知った、新潟大学の教授、阿保徹先生の話は、非常に興味深く、上記の、ヨガ的カラダの見解を裏打ちするような発見をされているので紹介させてください!

→②につづく

ヨガ的カラダの見解 ② 阿保徹先生の興味深い話

(注:女性ホストに問題があり、この動画もいつ削除されるか分かりません。)

新潟大学医学部教授 阿保徹先生の話
先生のHPは↓

上の動画の第二部、29分くらいからが、面白いです。先生のお話を、かいつまんで説明すると、地球に生命が誕生したのがおよそ38億年前。38億年前~20億年くらい前まで生命体は無酸素でエネルギーを作っていた。20億年位前、太陽光でエネルギーを作る細菌が生まれ、地球の酸素が1%に上昇。(現在は21%)無酸素で生きていた生命体(私達の祖先)には行きにくい状況で絶滅寸前に。その頃、増え続ける酸素を使って効率よくエネルギーを作るミトコンドリア生命体が誕生。それまで無酸素で生きていた、ブドウ糖、乳酸を作る解糖系と、ミトコンドリア生命体が共生関係になるも、安定し始めたのは12億年前。
そして、酸素を効率よくエネルギーに変えるミトコンドリアは卵子に最も多く、解糖系が最もおおいのが精子であり、私たちは、20億年前の合体を、子孫を残す過程で焼き増ししている、と言う話を含めた、興味深い内容です。

「シヴァ」と「シャクティ」、「イーダ」と「ピンガラ」、「イン」、「ヤン」、など、いろいろな言葉で言い表されてきたエネルギーの表裏一体関係が、現代の医学の現場では「解糖系」「ミトコンドリア」と呼ばれている、ような気がしました。。。そのほかにも阿保徹教授はエネルギー生成の視点から、ガンの原因など発見されて、非常に興味深い!!でもどうやって、38億年前とか、12億年前とか分かるんでしょうね。。。リスペクト



偽アーユルヴェーダ


私はアーユルヴェーダに関しては門外漢です。
ほんのちょっとの紹介の部分しか講義を受けたことがないのです。きちんとした大学の教授の方々からですが。。。

アーユルヴェーダはサンスクリット語です。日本では「インド伝承医学」、と言われていたりしますが、その言葉自体の意味は「命の叡智」のような感じです。健康だけではなく、なるべく知的に人生を送るための知恵、のような所もあります。

よく「アーユルヴェーダ=インド式オイルマッサージ」として使われていますが、これはほぼ、外国人の旅行者の受け狙いみたいな所があります。

私はリシケシュに何度か滞在していましたが、このオイルマッサージのレベルはかなり低く、残念でした。アーユルヴェーダの盛んなケララでも、商業用の偽者のお店が増えて、レベルはひどいものらしいです。
中には素晴らしい技術を備えて勉強してる方もいるので、運が良ければ巡り合えます。

インドでは、外国人旅行者用のアーユルヴェーダの偽先生がよくいます。
ローカルの人たちも、そういう商業の先生たちを「旅行者用の偽者」と、呼んでいます。インドに短期間滞在して、アーユルヴェーダを習った、と言って、日本でワークショップや、マッサージをする人たちがいるのも、大体この類の先生から習っていることが多いので、インド人は笑ってるでしょう。
ふふふ。

アーユルヴェーダには3大テキストがあり、それらはサンスクリット語で書かれた、紀元前のものを、紀元後1世紀か2世紀に編集しなおされたものを基礎として成立しています。日本でワークショップを開いたりする人がいれば、短期間のインド滞在でそのテキストをマスターするのは大変努力をされたか、偽ドクターにちょこっとアウトラインを習ったか、どちらかでしょう。。。と、頭のどこかに入れておいた方がいいでしょう。。通常は大学で修士するものなので、、、。勿論、大学に行って修士される方もいらっしゃいます。、、、内容に間違いがなく、役に立つものであれば良いのでしょう。と思っておこう。