thai massage

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日本では、「マッサージ」という言葉は、法律上、治療を施す行為とされ、医師以外では、あんまマッサージ指圧師の資格を持っているもの以外は、看板や広告などに「マッサージ」という言葉を使うと問題になる可能性があります。

「マッサージ」という言葉自体は、もともと「なでる、さする」という事を示し、自然界であらゆる動物が本能的に持っている治癒行為です。動物は口や舌を使って体を舐めています。痛いところ、何かにぶつけて怪我をしたとき、私たちはとっさに手を当てます。これが本能的な「手当て」であり、誰もが持っている治療行為です。

タイ式マッサージや、韓国式マッサージ、インド式オイルマッサージ、ロミロミなど、固有名詞として、便宜上マッサージと言わざるを得ないことをご了承ください。

2010年に総務省が日本標準職業分類コードの中にリラクゼーションセラピスト(サービス職業従事者)を登録しました。多くの方が切磋琢磨して技術を磨いていますが、一方で、スクールに通っただけで、開業する方々もよくお見かけします。

全く知らない他人の体を触るときに、それ相応のリスクがお互いにあります。タイのバンコクには無数のタイ式マッサージのサロンが点在しています。そこに来るのは主に海外からの旅行者、言葉が通じない上に、よく勉強していないマッサージ師がボキボキっとストレッチをして、事故につながる、という話もよく耳にしました。2000年位から国がタイマッサージの技術の向上と改善に力を入れています。

以下の方の施術はできません。

・急性熱性病、急性伝染病
・ガン、肉腫 (抗がん剤治療をされている方は治療法を変えることを多くの医者が警告しています)
・食中毒、蛇や虫による中毒
・虫垂炎、腹膜炎などの急性炎症
・吐血、下血、喀血、脳出血直後
・怪我、打撲、捻挫、脱臼
・心臓弁膜症、腎炎など重症の場合
・性病、化膿性疾患、肺結核
・骨粗しょう症

食後一時間半は、消化のために血液が消化器系に集まりますので、ヨガもそうですが、施術はお控えください。

thai massage:

タイ式マッサージは、怠け者の為のヨガ、といわれているように、インド伝承医学が仏教の伝来ともにタイに伝わり、中国の漢方学の影響も受け、タイの仏教寺院で確立し始まったといわれています。
ヨガのアーサナが多く取り入れられ、アーユルヴェーダの考え方が基本となっています。体のエナジーラインに沿って、足から頭までを呼吸に合わせてほぐしながら、アーサナを取り入れたストレッチをして筋肉、骨格を矯正し、半覚反眠のリラックスした状態に持っていきます。リラックスすることで筋肉が緩み、呼吸を調整し、免疫力を高めます。自然治癒力を高めるお手伝いをする手技といえます。

とはいえ、施術する人によって様々なのが現状だと思われます。私自身がタイで受けた、タイマッサージで満足をしたことがなく、中国の経絡療法、捺拿、リフレクソロジー、ヨガの理論をとりいれて自分流のタイマッサージを確立しています。
そして、ヨガでもそうですが、一人ひとりの体、精神、遺伝子なども個人によって状態は違います。それぞれの体に合わせた施術を心がけています。