yoga

現在、ヨガに資格はありません。誰がどこでやっても逮捕されません。

なんでもそうですが、教える人はそれなりの知識が必要です。例えばアイアンガーヨガでは最低でも毎日6年の練習と学習が不可欠という目安になっています。そしてヨガは宗教団体とは関係ありません。。。。
 

ヨガとは、サンスクリット語で、「つなぐ」、「結ぶ」、「一体となる」という語から派生し、英語では「unite」と、訳されることが一般的ですが、言葉は生活についてくる文化であり、サンスクリット語がPaniniという人物によって、体系化されたのが紀元前5~4世紀頃といわれているので、今よりもはるかにシンプルな生活の中での言葉だと思われます。ですので、ひとつの言葉の意味するところは範囲が広く、現代の言葉に置き換えることも難しい点があることを念頭に入れておいたほうがいいでしょう。

ヨガのことを全く知らなかった頃、初めて行ったインドで、いろんなインド人や、ヨガの先生に、「ヨガって何ですか?」と質問をすると、だいたい、「宇宙と一体となること」と答えが返ってきました。

ヨガの代表的なテキストのひとつに「ヨーガスートラ」があります。
綴られた年代、綴った聖者には諸説ありますが、一般的にはパタンジャリという聖者が編集したといわれています。
リシケシュの殆どのヨガクラスでは、クラスの始めに、パタンジャリにマントラを捧げます。
そのヨーガスートラのはじめから二番目に、ヨガについてパタンジャリはこう定義します。
 「意識のパターンを止めることがヨガである。」
いろいろな訳し方があると思われますが、心の動き、マインド、思考を死滅させること、などと訳されることが多いです。
ヨーガスートラはその状態に至るためと、その先にあるものへのガイドラインであり、読んで理解するというより、読んで実行し、体験するマニュアル本です。もちろん読むだけでもスーパークールな一冊です。

一般的に、その中のアーサナの部分が、フィットネス的な、世の中でのヨガの認識だと思われます。
私も「ヨガ=名前のついたポーズをとって、体をストレッチして柔らかくするもの」、となんとなくイメージをしていました。それはそれでいいのです。

体を通して、マインドの変化を感じ、柔軟性や耐久力が増すことで、いつのまにか、精神面が変わるのです。そして意図せずしても、長い瞑想を続ける体や精神の準備できてくるのです。背筋が伸び、左右のバランスがとれ、胸が開き、肺が開いてくると、その先のプラーナヤマ、呼吸法があり、呼吸をコントロールする方法があり、呼吸を通して、自分自身をコントロールすることを覚えていくのです。そして、感情面や思考面の平安を得ると瞑想状態へ入る準備が出来てくるのです。それが健康面においても、大事なことに気づいていきます。
自分に起きてくる変化によって、内面に向かい、内外の微細な変化に気づくようになります。
やがて集中から瞑想状態へと入り、意識の殻がはがされていくと、本来の命や宇宙の、現在の科学ではおそらくまだまだ説明がなされない、エネルギーに気づくようになります。自分の乗り物を肉体から宇宙へと乗り換えるときがやってきます。更に先がありますが、本気で知りたい人は、ヨーガスートラに解説があるので読むことをお勧めします。

などなど、いろんな言葉で説明されていますが、ヨガという枠にとらわれずとも、清く、正しく、美しく、強く、優しく、たくましく、生きていけるようになれば、健康で、幸せ度がアップします!するはず!